なぜ子どもにビジネス教育？

早速ですが、ご自身が子どもの頃を思い返してみてください。子どもの頃、勉強は好きでしたか？
この質問に対して、「好きでした！」と答える方は、稀なのではないでしょうか。実は私は小学生の頃は、そんなに勉強嫌いな方ではなかったのですが、それには理由があります。なぜなら、学ぶ目的や目標があったからです。今思えば、よくそれだけの理由であんなに頑張れたな、とも思いますが・・・例えば、夏休みたっぷり遊びたいから、夏休みの宿題を渡されたその瞬間から、夏休みの宿題を解き始めて、その日のかえりの会までの間に内職でほとんどを終わらせてしまい、夏休みの初日、2日目頃にはドリルを全部完成させて、夏休みはひたすら遊び倒していました。それが良かったとも思いませんが・・・。他にも、〇〇をしたいから、この勉強をする、とか、▲▲できるようになりたいから練習する、とか、わりと前向きな目標を持って勉強していました。

それが、中学生頃になると、どうしても、避けられない高校受験という目標のために、勉強は「しないといけないもの」に変わりました。小学生の頃は、「遊びたいから早く終わらせる」「〇〇したいからこれを勉強したい」だったのが、中学生になると、決められた「受験」のために「やらされる」ものにかわってしまいました。この変化は今思うととても大きかったように思います。やらないといけないから勉強させられている、という思考になると、学ぶ意欲が下がるし、吸収できる内容も急速に減ってしまいます。また、中学生にもなれば、どんどん学ぶ内容も高度になっていき、高校生になればより一層です。周りの影響も大きいです。周りに、「何のために勉強しているかわからない」「勉強が楽しくない」という子が多いと、それに釣られて自分もそうだな、と思うようになるところもあります。そういえば自分にも心当たりがある・・・と思いだした方もいらっしゃるのではないでしょうか。

目標があれば頑張れる。これは、子どもに限ったことではなく、大人も同様ですよね。

夏までにダイエットして水着を着られるようになろう！！
TOEICで〇〇点取りたいから、毎日単語を30語覚えよう！
マラソンで新記録を達成したいから1km 〇分ペースで走れるように練習しよう！

など、学ぶ必要性や、練習する意味が明確になれば、頑張れるものです。（なかなか結果がついてこないとモチベーションが下がるのも、子ども同様ですね）

日本の教育システムは、全員が同じレベルを目指して教育することが前提になっているので、全教科の成績を伸ばしていけるように、テストを何度もやって、合格できるようにする、というところなどがわかりやすい特徴です。それだとたしかに繰り返し勉強しながら力は付き、日本人の能力のボトムアップにはなります。もちろんそれはそれで意義があることです。しかし、そこには「テストに合格する」という目標しかないので、なかなかモチベーションに繋がりません。また、暗記でなんとかなってしまうような勉強スタイルも多いことから、一つ一つの学びが、他の学びに繋がりにくい、というデメリットもあります。

海外に目を向けてみると、「一律に学ぶ」「わかるまで教える」という教育ではなく、「生徒ひとりひとりの個の力を伸ばす」ような教育に重点を置かれているケースが多いです。最近は日本でも、「一人ひとりの可能性を伸ばす」という方針を打ち出す学校も増えてきてはいますが、どうしても学校のカリキュラムは国の規定で決められたものをクリアすることが必須条件となるため、純粋に一人ひとりの可能性を伸ばすカリキュラムになりえるのか、と問われると、難しいものがある、というのが現状かと思います。

当社では、今日お話ししたような、「目標のある」「楽しい」勉強ができるように、手助けのできる講座を各所で提供しています。

大人（一般）向けの起業講座、企業向けの新入社員研修（チームビルディング、ビジネス基礎研修等）、子ども向けのビジネス講座や自己発見講座など、様々な手段を使って、楽しく学べる仕組みを提供しています。

具体的には、スマイルゲームでは、楽しくボードゲームをしながら、ボード全体を見回して、相手の気づいていないニーズを引き出し交渉してみたり、スピード感を持って決断したり、経営状況を見て雇用したり、倉庫を調達したり。ビジネスキャンプでは、わずかに最初に支給された疑似通貨を原資に、商品企画して販売したり、土地を買って賃貸したり、サービスを提供したり・・・。このように、まずは、机上の勉強ではなかなかピンと来にくいことを、楽しみながら学ぶ環境を提供しています。そのうえで、受講者自身が何かしらの気付きを得られるようなアシストをします。気付きを得られれば、その後はどうアクションを取るかです。定期講座として提供する場合は、その後のフォローもさせていただきます。

これまで弊社の講座や研修にご参加いただいたお子様や親御さん、大人のご参加者の多くが、面白かった！今回の講座をきっかけにXXの難しさや面白さを実感したので、早速○○を始めてみることにしました！とご連絡くださいます。大人も子どもも、楽しい経験を繰り返しながら、ぜひ学びを深めてほしい。だからこそ、学校の勉強だけでなく、このようなビジネス教育も大切にしてほしいな、と思います。

まずは、スマイルゲームの体験会から始めてみませんか？

体験会は、所要時間60分、交通費のみで実施可能です。大人でも子どもでも、3〜4名程度から実施できますので、ぜひ問い合わせフォームよりご相談ください。